昔のイメージではプレハブは簡素な建物という感じだった気がしますが、時代の流れと共にずいぶんと進化しているようです。
その進化した今のプレハブ建築とはどのようなものなのでしょうか。
プレハブといえば工事現場の仮設事務所や震災などで被災地に建設が求められる仮設住宅などのイメージが強いのではないでしょうか。
確かにかつてのプレハブはそうでしたが、最近はオフィスや店舗、アパートなどでプレハブ建築が採用されています。
もともと、プレハブというのはあらかじめ規格部材を工場で製造しておき、建設現場では組み立てるだけという建築方法をいいます。
また、プレハブは構造部材の種類がいくつかありそれぞれに特徴があります。
木質系の材料で壁・床・天井を組み立てる工法はさまざまな建て方に対応します。
ユニット系プレハブは鉄骨を箱型フレームにし、コンクリートやセラミック系の板を取り付け、箱型ユニットを作ります。
工場での作業割合が多いので製品や部材のばらつきが少なく、品質が安定しているのが特徴です。
狂いが少なく火災にも強い鉄骨系プレハブは、敷地への対応力が高いので間取りが自由に決められます。
コンクリート系プレハブは性能の高さが特徴です。
遮音性、耐火性、耐久性に優れています。
さて、プレハブ建築にはさまざまなメリットがあるのは知っておきたいところです。
まず、材料を規格化し大量生産できるので生産コストを抑えることができます。
また、工場生産の割合が高いので現場作業が軽減され、工期も大幅に短縮が可能となります。
他にも、規格部材が共通化されているので、施工の短縮や品質向上に配慮されています。
このようなメリットを持つプレハブ建築は、今後ますますニーズが高まり多様化されるようになるかもしれませんね。