家を建てる場合、工事をどこに依頼するかという点は非常に重要なものです。
建つ家は依頼先によって8割が決まるとまで言われるようです。
依頼先の選択肢は工務店以外にもいくつかありますが、工務店の特徴とはどのようなものなのでしょうか。
家を建てたりする際にお願いするのが工務店ですが、他にもハウスメーカーや建築士事務所に依頼することもできます。
ここでは工務店の仕事について見てみましょう。
工務店=大工というイメージをお持ちの方は少なくないようですが、工務店の仕事というのは施主からの依頼をもとに設計や見積もり、各業者の手配、資材の発注、建設現場の監督などを行っています。
工務店とひと口にいっても、町の小さな工務店から全国にネットワークを広げている大規模工務店までさまざまです。
また、工務店によっても得意分野、不得意分野があるので不得意分野については外注して進めます。
もちろんすべて自社で行う工務店もあります。
すべてに共通しているのは、工務店の仕事の基本が予算や工事スケジュールをはじめ、現場に携わる各種業者を管理することだということです。
工務店を選ぶ際、理由として挙げられるのは親の世代からお世話になっていたり、知人の紹介など何らかのつながりがあることが多いようです。
そのことからもその地域に密着しているということが伺えます。
家を建てた後も何かの折には同じ人にお願いしたいと考えている方にはお勧めだと思います。
というのも、工務店は身近な距離にある場合が多いのでアフターフォローについても気軽にお願いでき、永きにわたって面倒を見てもらえるというメリットがあるからです。
また、建築の現場において細かな取り決めが少ないことが多いので融通がききやすく、施主の要望に対しても前向きな対応が期待できると考えられます。
ただし、このルールに縛られない部分が透明性に欠けるという心配な要素でもあるので、正式な依頼の前にその工務店が手掛けた家や実際の建築現場を見せてもらうと良いでしょう。